3 Apprentice
•
864 メッセージ
0
3906
[Unity]ダイナミックプールにおけるスペア領域について
Unityにて、ダイナミックプールを構成している場合のPool内に構成されるスペア領域について確認させてください。
ダイナミックプールのホワイトペーパを確認すると、プールで構成されているDrive数によって、
31本毎にDrive1本分のスペア領域が確保されると記載されておりましたが、例えば
31本->スペア 1本分
---------------------------
①32本 ->スペア 1本分+α
or
②32本 -> スペア 2本分
上記のようにDrive数が32本の場合、スペア領域としては、①②のどちらでしょうか。
Uehara Y.
Community Manager
Community Manager
•
4.9K メッセージ
0
2018年5月17日 18:00
keisさん
Drive数が32本の場合、スペア領域は1本分です。
ダイナミックプールではスペア専用のDriveというものは存在せず、プール内のDriveが少しずつスペア領域を持つという動きをしています。
つまり、以前からストレージに関わっている方が最初に「31本毎にDrive1本分のスペア領域が確保」という文章を読むと以下をイメージする方がほとんどだと思いますが
ダイナミックプールの場合には、プール内に31本や32本ある場合には、それぞれのDriveが少しずつ持っているスペア領域を足し合わせるとDrive 1本分の容量になるという、以下のイメージでデータを持っています。
そのために、ご質問への回答は前述の通りDrive数が32本の場合、スペア領域は1本分となります。
ちなみに。
Midrange Sizerを利用してPoolの構成を変えていくとDrive数が32の次は34しか選べないという不思議な状況(※)になるのですが、これはPool内に33本入った時点でスペア領域がDrive2本分必要となるためです。つまり、33本目を追加してもユーザ利用可能領域は増えないために、33本という項目が抜けているのだと考えられます。
これだけではわかりにくいと思うので先ほどの32本の例から33本、34本と追加していった時のイメージを以下に書いておきます。
(32本まではプール内のディスクを利用して1本分のスペア領域を準備していたものが、33本になると2本分のスペア領域を準備するようになる→ユーザ利用可能領域は増えません)
(34本目からはホットスペア領域は変わらずに2本分なので、これまで通りユーザ利用可能領域が増えるようになります)
※:Midrange Sizer出力
keis3456
3 Apprentice
3 Apprentice
•
864 メッセージ
0
2018年5月17日 18:00
Uehara Yさん
ご丁寧な回答どうもありがとうございます。
33本になった時点で2本分のスペア領域を準備するようになるのですね。
※ホワイトペーパのほうには31本毎にと書いてあったので、1本拡張するごと(まぁ実際は構成によって
1本単位で拡張できないかもですが。)に徐々にスペア領域が増えるか、ある一定数でいきなり2本分、3本分といったように増えるか確認したかった次第でした。
どうもありがとうございました。
Anonymous
5 Practitioner
5 Practitioner
•
274.2K メッセージ
0
2018年12月25日 18:00
Disk交換やPACOが必要な場合の挙動がどうなるのかご教授いただけますでしょうか。
Uehara Y.
Community Manager
Community Manager
•
4.9K メッセージ
0
2018年12月25日 21:00
交換対象Disk(=故障Disk)やProactive CopyをされるDisk(=不安定で壊れそうなDisk)が持っているユーザ利用可能領域にあるデータを、それら交換対象DiskもしくはPACO対象Disk以外の、Pool内にあるDiskのスペア領域に書き込みます。
イメージでいうと以下のような感じです。
参考:DELL EMC UNITY: DYNAMIC POOLS Overviews P.13より